ヘルパーはコミュニケーション力が9割

私が訪問介護の仕事を始めて16年が経ちました。

生活のために見つけて決めた、子育てや家事と両立しやすい仕事です。

私が16年続けてこれた仕事ですが、現在ヘルパーは大変不足しています。

現在、私の勤務先でも、求人をかけても応募はなく、働いているヘルパーは、60~70代が数人だけです。皆さん、家事と仕事を両立し、長く続けてきた方たちばかりです。

ヘルパーの仕事は外から見えず、実際どんな風に仕事をしているのかわからない、一人で訪問するのが不安、という方も多いかと思います。

ヘルパーの仕事は、もちろん介護における知識・技術を持っていることは必要です。しかし、それだけではうまくいきません。利用者さん宅というアウェイの現場で、うまくコミュニケーションがとれることが、とても大切なのです。

私は、ここで実際のヘルパーの日常をつぶやくことで、”ヘルパーってこんな仕事してるんだぁ“とか、”ヘルパーの仕事やってみてもいいかも!”と思ってくれる人が増えることを期待しています。

私がヘルパーの仕事を選んだ経緯

生活の為に働かねばならない!子育て、家事と仕事を両立したい!

→子供を保育園に預けるにも空きはない

→預けられても、まだ小さいと保育料もかかるし、子供は3人

→給料が保育料に消えてしまうし、預けるための様々な手間、忙しさが発生する

→幼稚園まで待てば、一人ずつ順番に通わせられ、保育料と時間のゆとりができる

→一番下の子が幼稚園に入るまで、節約しながら子育て、家事に集中する

→隙間時間に手作り品などをオークションで販売するも、かかる時間の割に利益は少ない

→一番下の子が幼稚園に入園し、外に働きに行ける時間ができる

→工場ラインで採用されたが、キャリアアップしていける仕事ではないこと、子供の体調不良時に休みずらいことなどもあり退職

子育て、家事との両立しやすい仕事、今までの経験の上乗せででき、キャリアアップが望める仕事を考える

→求人広告を見ると、介護の仕事が多い事に気づく

→施設介護系は拘束時間が長くなる、夜勤はできない為、却下

→デイサービスは日勤だが、送迎の運転に自信がないので、却下

→訪問介護は、隙間時間から始められそう、資格取得が必要だが、キャリアアップも望める、全国どこに行っても仕事がありそう

→祖父が認知症で家族の関わりを見ていた、祖母や父が病床にあった時に、ヘルパーさんや訪問看護師さんが来てくれており、介護者の母も心身ともに助けられていた

訪問介護に到達!! もし自分には向いてなくても、学んだことは無駄にはならないだろう・・・受講料は先行投資だ!

→当時のホームヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)を修了し、すぐに現在の事業所に採用となった

ヘルパーの仕事って一人で不安じゃない?

利用者さんの家に一人で行くのは不安

大丈夫です。利用者さん宅に初めから一人では行きません。

初めての利用者さんに行くときは、必ずサービス提供責任者が同行します。サービスの手順や、支援の目標などの書類も用意しますし、実際の手順も同行時に一緒に行います。利用者さんによって支援内容、介助方法、環境は様々で、特に身体介護では慣れるまで何回か同行することも可能です。

施設の方が、わからなかったら誰かに聞けるのでは

大丈夫です。わからないことが発生したら事業所に電話してくださいサービス提供責任者が答えます。一人で行きますが、一人ではありません。チームプレイでもあります。何かあれば事業所に問い合わせたり、相談していいのです。状況によってはサービス提供責任者が駆けつけます。

むしろ、余計な人間関係なくて楽!!

仕事が辛くても、人間関係が良ければ続けられるものです。

登録ヘルパーは直行直帰で仕事に行くので、職場の同僚やお局様などとの関わり無し。ヘルパー会議や、研修で他のヘルパーと会うことはあります。そこで、むしろ分かち合えたり、上手い対応方法などを伝授しあえることもあります。

利用者さんにおいては、なるべく相性を考えてヘルパーを配置します。どうしても合わない場合は担当を変更しますし、モラハラ、セクハラなどの行為があれば利用者さんの契約解除もありです。

どんな働き方するのかなあ?

登録ヘルパーさん(時給)なら、直行直帰が多いと思います。登録ヘルパーさんは訪問時間以外は自由です。一度自宅に帰って家事の続きをしてもいい、子供の様子を見てもいい、買い物をしたり、役所などの用も済ませられます。臨機応変に空き時間を有効利用できます

私の住んでいる所は少し田舎で、移動手段は自家用車、バイク、自転車です。事業所によっては、乗り物を用意できる会社もあるかもしれませんが、なかなかそこまで会社で負担できるところは少ないように感じます。

なるべく、自宅から効率よく利用者さん宅に訪問できるようなシフトにしていますが、移動時間は基本的に時給に入りません。それが残念なところ・・・移動距離に応じて1件ごとに交通費が出たりします。

また、利用者さんの訪問時間は決まっており、利用者さんの入院や入所、プラン変更などで変動もある為、必ずしも隙間なく効率よくシフトが組めるわけではありません。働く時間や収入が変動します。

勤務は1日1件から始めて、慣れてきたら子供が幼稚園、学校に行っている時間だけで週3日、1日2~3件とか、もっと稼ぎたい方や子供のてが離れた方は週5日、1日4~5件とかでもいい。キャリアを積んで、介護福祉士を取得するなどし、正社員雇用を目指すのもありです。

子供が病気の時休めるのかな~

子供って色々感染症にかかって、免疫つくって強くなっていきますね。兄弟がいると順々に移って、ずっと仕事休まなきゃいけない。病気の時くらい、ゆっくりそばにいてあげたいですね。

多くの事業所では、一人の利用者さんに対して何人かのヘルパーがかかわるようにシフトを組んでいると思います。お休みが出た時は、別のヘルパーやサービス提供責任者が代行して訪問できるようにしています。また、自宅の近くの事業所に所属すれば、自宅から近い所で働けるので、何かの時も安心感があります。

身体介護できるかなぁ、きれいな仕事じゃないし~

おむつ交換、排泄介助、入れ歯洗い、汚い家など・・・あります。

おむつ交換や車いすへの移乗などの介助方法は、介護職員初任者研修で学ぶと思います。しかし何の資格も同じようだと思いますが、学校や研修で学んだだけで、現場でそのまま通用することはあまりないように感じます。初任者研修で学んだことをベースに、現場で実際にやりながら覚えることになります。しかしながら、利用者さんを相手に何度も練習するわけにはいきません。

新人ヘルパーには、実際の訪問先を想定した事業所での研修も行えますし、ある程度自信が持てるまで同行しますので大丈夫です。私は家族を相手に自宅で練習することもあります。

排泄物に関しては、私は、無防備に道端でうんちを踏んでしまうのはすごく嫌ですが、仕事中に出会う排泄物には作業の一環でしかない感じです。

利用者さんの気持ちを考えながら、便の量、形状、臭い、肌の状態などを観察しつつ、きれいにすること、お互いの衛生を保ちながら作業することに集中している感じです。

担当する全ての利用者さんにおむつ交換、排泄介助があるわけでもありません。大人と子供では違いますが、子育て経験があると見当がつくこともあると思います。きれいになったら気持ちいいかな♡

通常事業所から、マスク、グローブは支給されると思います。事業所によっては、指定のユニホームやエプロンがあるところもあります。室内履きなどは、自分で持参する場合もあります。清潔感と動きやすさがポイントです。

まとめ

登録ヘルパーの仕事は、子育て、家事と両立しやすい仕事です。

日常、家族や子供の様子を見ながら、臨機応変、効率よく家事をこなす経験が役に立ちます。

生活支援は、普段やっていることなので、改めて覚えることは少ないですが、利用者さんのマイルールがあるので注意が必要です。

身体介護は、基本の知識、技術を学ぶことは必須です。そして、それぞれの利用者さんにあった方法も、その都度、経験し学んでいくことになります。

そのうえで、利用者さんとコミュニケーションをうまくとれていることが大切です。ヘルパーの与える印象や表情、言葉、対応で、利用者さんの言動も変わります。信頼関係が生まれ、意欲が出たり、協力的に動いてくれたり、認知症の方が興奮しなかったり、ヘルパーの仕事がやりやすくなったりするのです。

利用者さんとの関わりが深いですが、距離も保つことが必要な仕事です。

まだまだ人の手、目、耳、心でないとできない仕事だと思います。

年収の壁も上がるようです。AIにはできない仕事はいかがでしょう。

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